第3回 世界まんがセンバツ - まんが王国・土佐×ニコニコ漫画×ComicWalker

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決勝審査結果発表

1枚まんが【高校生部門】結果
テーマ:ディスタンス・距離

部門総評

  • どれが受賞してもおかしくなかった。

    とても力作ぞろいで楽しめましたし、ヤングパワーを感じた。

    自身もマンガに対する情熱を少し取り戻せました(笑)

    足立金太郎
  • さすが最終審査に残った作品はいいものばかり!!

    天地創造のものも好きだしすごいと思いました。

    うえやまとち
  • 若さあふれる作品が多く見られ、刺激になりました。

    発想や思い切り、プロでは描けないものが描けることに嫉妬します。

    あとはもっといろいろなものを見たり読んだり視野を広げて、まんがと関係ないものほど、栄養になるかと思います。

    高校時代の限られた時間を大切に!

    みずしな孝之
  • 高校生諸君に望むのは「技術」よりも「感性」である!と勝手に断言しておきます。

    十代の君たちが今描きたいモノが見たい!!プロが悔しがるような作品だ!!!上位2作は正にそれだったのです。

    Moo.念平
  • 十人十色と言いますが、一つのテーマで、内容の被りがありませんでした。

    それだけ、みんなが自由に発想して楽しめたのだと思います。

    また普段の生活に密着した内容も多く、いろいろなところをきちんと見ているんだなと感じました。

    1ページという制約の中、本当にみんな頑張ったと思います。

    また来年が楽しみです。

    山田ゴロ

最優秀賞

賞金10万円 / 第30回まんが甲子園に招待(受賞者1名および同行者1名) / CLIP STUDIO PAINT EX

夏の距離感
なたてここ
国籍:
日本
    審査員コメント
    とてもシンプルでアイデアの強度が強い。1枚まんがのお手本。お見事!(足立金太郎)
    笑わしてもらいました。ホントはシンコクなソーシャルディスタンスをセミで笑わせてもらいました。ありがとう!(うえやまとち)
    高校生の勢いを感じます。日常の切り取り方もうまいですが、画面構成もセンスがあると思いました。セリフの詰まった感じひとつとってもこの人の性格が出ててよいです。キャラが立っています。(みずしな孝之)
    夏の風物詩であるセミの声も、実は距離感が大事なのだと再認識させられる楽しい作品です。太陽も、スイカも、かき氷も、うちわも扇風機も蚊取り線香も描かずに、セミの声一点に絞って夏を表現した豪腕ぶりには逆に感服っ。2コマのテンポの良さと、豹変するジイちゃんの表情に全部持っていかれた感じです♪ただ、この作品のキモと言える”セミの声”の表現にもっと工夫が欲しかった。ジイちゃん激怒する程のウルサさを迫力満点のカキ文字で見せてくれていたら、セミの存在感もさらに増した事でしょう。漫画の中に出てくる文字は全て「絵」なのです。あなただけのオリジナリティーあふれる面白い字を”描”こう♫(Moo.念平)
    あるあるネタですが、網戸にくっついて鳴くセミに、夏の暑苦しさが伝わって、思わず、このおっさんのように叫びたくなりますね。単純明快なところが良かったです。網戸も丁寧にかかれていて、好感が持てます。足りないのは、おっさんの汗かな。同じシーンが続く場合は、視点を変えると構図などに変化がでます。そうするとセミにも表情をつけられたり、もっともっとマンガ的に面白くできますよ。楽しく見せてもらいました。(山田ゴロ)

    優秀賞

    賞金5万円 / CLIP STUDIO PAINT PRO

    KNOW
    Honoka.Y
    国籍:
    日本
      審査員コメント
      たった1ページでストーリーを紡いでいる。心が温まる画も相まって癒やされました。・・・・ただ「引き」を覚えたらもっと作品の強度は増すだろう!(足立金太郎)
      とてもよく描いてる。人物の表情もすごくいい。言いたいこともよく伝わりました。とてもステキな作品です!!四コマとかもトライしてみるとグッと力がつくと思います。(うえやまとち)
      正直、もっとよい描き方はあると思いますが荒削りな部分も魅力として評価します。英語=世界共通語ではない、ということにはハッとさせられました。水彩風のあたたかみが作品にマッチしていると思います。(みずしな孝之)
      作者の実体験を元に、優しい漫画作品を描いてくれました。全コマ、表情を変えた丁寧な感情表現に胸を打たれます♡ただ、「1枚絵」のコンテストで細かくコマを割るのは絵も字も小さくなってしまい、とてももったいない。この作品で一番大事なもの(私は8コマ目と10コマ目の2人の心と表情だと思う)をもっと大きく描いて欲しい!私ならこれを2コマ・・・いや1コマ漫画にしてみせる!あなたにも出来るはずです。見る人にもっと伝わる、いろいろな方法を考えてみよう!それはとても楽しい事ですから♫(Moo.念平)
      ある意味メッセージ性の高い作品だったと思います。だから「落ち」らしい落ちがありません。たくさんの国、文化、言葉があります。それを認め合い、さらに言葉が通じれば心の距離は、うんと早く縮めることができるんでしょうね。想像して描いた物ではなく、実体験したもの。だからより強く、読者に伝わったのかも知れません。振り向いた少年の明るい笑顔に、感動しました。(山田ゴロ)
      1枚まんが【フリー部門】結果
      テーマ:成長

      部門総評

      • どれもレヴェルが高く甲乙つけがたかった。

        マンガ家の立場で審査にのぞみ、逆に刺激を受けた。

        応募してくれた全ての方に謝謝!

        足立金太郎
      • どれもおもしろくレベルが高かったです。

        金魚鉢の作品もベビーベッドもアイデアも絵もよくとぼけていて、最優秀作品と甲乙つけがたく悩みました。

        あるイミ「トーナメント制」は悩みながらもスッキリ決まっていいなと思いました。

        うえやまとち
      • 一枚で勝負しなくてはいけないのはかなり大変かと思います。

        ここを!この部分を見せたい!という意思が明確だった作品が強かったと感じました。

        日本のものと海外のもので趣向がちょっと違うところも興味深かったです。

        みずしな孝之
      • テーマに沿った絵を描いてオシマイといった作品が(まんが甲子園でも)多い。それではダジャレや一発ギャグと変わりません。

        「なぜそうなったのか?(経緯・理由)」か、「それでどうなったのか?(結果・反応)」まで描けば、さらに面白くなります♫

        1枚の絵でそんなに情報が入れられるでしょうか?・・・できますとも!漫画に不可能はありません。

        さあ考えよう!もっと楽しもう♫

        Moo.念平
      • 作品の条件が、1ページマンガということで、作者が表現したいことがコママンガになっていたりしました。

        多分、それではページが足りなかった人も多かったのではないかと思います。

        自分の表現したいことを、一コマとキャプションだけでズバリ表現することは、本当に難しいと思います。しかも、それで笑いをとらなければなりませんからね。

        この頭脳ゲームのような、1ページマンガ。読む人も楽しいのですが描く人はもっと楽しい。これからも、もっともっと楽しんで欲しいと思います。

        山田ゴロ

      最優秀賞

      賞金10万円 / CLIP STUDIO PAINT EX / ANAグッズ / Wacom Cintiq 16

      スマホのなれの果て
      こうたのチャンネル
      国籍:
      日本
        審査員コメント
        良くデザインされた構成とアイデア。批評的な視点にも脱帽!(足立金太郎)
        これぞ1コマ!!サイレントで世界中誰が見てもわかる。まちがいなく最優秀作品です!文句なしだけどキャプションの『なれの果て』という言葉が少し冷たく感じました。すぐれた風刺の中にニコリとなるようなあったかさがあると、もっとすごいと思いました。(うえやまとち)
        一枚で見せることと、ユーモアと、シュールさで他のものより秀でていたかと思います。構成力と言うか、1枚の画面として見たときにデザインができているところも評価しました。こんな未来が来ないとよいですね。(みずしな孝之)
        現代社会の生活に欠かせない(・・・らしいがオレは持ってないぜ!)スマホの超進化・・・しかも恐ろしい変貌ぶりを簡潔に表現!セリフ・文字を一切使わず万人が理解できるという点でも『世界まんがセンバツ」の名に相応しい一級の作品と言えます。”三ツ目”以降の加速度、そして画面からハミ出す思い切った作画に作者のセンスが光る。ディスプレイ用に描かれた3つの手も、同じ形にすることでスマホを強調する効果があります・・・・が、ここにもうワンアイデア入れる事も可能です。→例えば「スマホの進化に伴って手がどんどん退化・衰弱(骨になる等)してゆき、主役が取って代わられる」とか「手にウロコが生えたり、変形(指の本数がメチャ増える等)したりして、人類がスマホに合わせて別の生き物になってしまう」”発展型”を見せることもできた。そうなるとタイトルも別のものになったかもしれませんね♪この様に、いろんな想像をかき立ててくれる、シンプルでインパクトのある奥の深い作品です!!(Moo.念平)
        始めこの作品を見た時の感想は「気持ち悪い」でした。小さなつぶつぶが集まっていると、どうしてそんな気持ち悪く感じるんでしょうね。それが引き寄せたわけではないのですが、確かにスマホのカメラレンズ。バージョンアップするたびに増えていきますね。そこに文字通り「目をつけた」ところが、ナンセンスで面白かった。この作品と添えられたキャプションと、一瞬見ただけでこれは何だっと、頭の中で考えました。見ただけで分かるというのもいいのですが、そこに考えさせるという作業がくわわると、読者はそれを楽しむことができます。面白い、よい作品でした。(山田ゴロ)
        ストーリーまんが【フリー部門】結果
        テーマ指定なし

        部門総評

        • どれも熱量を感じました。

          世界の漫画のレベルは確実に上がっている。また、各々の国のメンタルや事象、特色が色濃く大変興味深かったです。

          ・・・・・うーん・・・・・勉強させて頂きました!

          足立金太郎
        • 世界中の方から送られる作品はどれも特色があり趣き深く、最優秀に選ばれなかった中にも、個人的に大好きなものが多くありました。

          日本にいるだけでは出会わないセリフ回しやコマ割り、キャラ造形など個人的にも大変勉強になりました。

          不思議とストーリーは普遍的なものが多く、そういう点は面白かったですね。

          みずしな孝之
        • 今回、全応募作品をガッツリ読みました。

          テーマフリーなだけに、内容は多種多様で、ずっと温めていた感満々の”セカイもの”や、全コマを描きたいものオンリーで埋め尽くした作品、恐るべき画力、雰囲気重視、どっかで見たようなもの、正気を疑うようなものまで・・・。全作に共通しているのは「熱すぎる程の作者の思い入れ」でした。

          バラバラのスタートラインから思い思いのゴールを目指して全力疾走するアスリートたちを審査する難しさを感じました。せめて、何を心に据えて走るのかだけでも、こちらで提示するべきではないだろうか・・・。

          思う存分かつ適確に腕が奮えるようなルールの可能性も考えながら来年に繋げます!

          投稿者の皆さん有難う!全部読んだ!!全部おもしろかったぜ!!!

          Moo.念平
        • 最終審査に残ったマンガも、惜しくも残れなかったマンガも、不思議なくらい内容が被ることなく、素晴らしいバリエーションでした。

          こんなに表現が豊になり、年齢・性別・国など関係なく、人としてのドラマが成り立つのは、それだけマンガという物が世界の共通語になっているのだと思いました。

          マンガは読むのも面白いのですが、描く事はもっともっと面白く楽しい事です。

          どの作品にも、苦労の跡も見えますが、それを超える楽しさに溢れていました。審査をされる先生方にもそれは充分伝わったと思います。

          大賞に選ばれた作品だけではなく、応募いただいた全ての作品に拍手を送ります。

          山田ゴロ
        • 今回は前回以上にクオリティが高い作品が多くとても楽しみながら、でも作品を絞るのに苦労しながら選考させていただきました。

          また海外の方の作品では日本の漫画の型にはまらず自由で魅力的な作品もたくさんありました。

          受賞作以外で良かったものの一例を上げますと、セリフなしでも心情描写がとってもよかった「A GOOD boy」(ロシア)や少女の可愛らしい絵柄と儚い物語に引き込まれた「Tio-Mia」(フィリピン)、デザイン性のある絵とシュールな展開が楽しい「Dairy Walks」(エクアドル)、西洋的な濃密な世界観に惹かれる「The Uninvited Guest」(ポーランド)などそれぞれ非常にいい作品だと思いました。

          世界中の方々が日本で生まれた漫画という表現を使って自己表現している事はとても喜ばしい事。

          ぜひ今後もこの賞や漫画がさらに世界中に拡がるよう私どもも尽力していきたいです。

          ComicWalker編集部

        最優秀賞

        賞金20万円 / ANAグッズ / CLIP STUDIO PAINT EX / ComicWalkerへの作品掲載権利

        ※ComicWalkerに後日掲載されます。https://comic-walker.com/

        70s students
        余韋德
        国籍:
        TAIWAN
          審査員コメント
          ノスタルジー、アクション、スペクタクル!おおよそエンターテイメントのお手本のような作品。画力も圧巻で70年代の町並みを見事に描き出している。個人的には別の作品を推したが、本作品は大賞にふさわしい完成度と可能性がある。(足立金太郎)
          絵柄がダントツによいです。好みです。アクションのスピード感、それに合った描き文字など漫画の醍醐味を存分に発揮されてると思いました。子供たちのイキイキした様子もよいですが、台湾の古い町並みがむかし訪れたところに似ており、懐かしさを覚えました。 いろいろな国の方が読まれたらどのような感想を持つのかも気になります。(みずしな孝之)
          冒頭から迫力満点!一気に引き込まれ、心地よい”裏切り”にニヤリとしながら、最後まで胸躍らせて読み切った。かの手塚治虫は漫画では難しい”音”を表現する事に挑戦し続けたが、この作品では(作者にそのつもりがあったかは別として)常に”ニオイ”が発せられていた。土、草、太陽、風、牛、オッサン、少年たちの汗のニオイ・・・そして、漫画そのもののニオイ。JUST MANGA SMELL!私も自分の子供の頃のいろんなニオイをハッキリ思い出した。昨今、”子供の頃をふりかえりノスタルジーに浸るような大人目線”の漫画は多いが、この作品が、子供の目線のまま最初から最後まで描ききってくれていた事が何よりもうれしかった。この作品にはいわゆる”美少女”が出ない(笑)。それが一番の魅力であるとも言える。美少女なんかよりも素晴らしいものがこの世にはいくらでもある!ということを、私は57才にして知らされたのだ。余韋德さん、あなたに大賛成です。(Moo.念平)
          ヒーローごっこが大好きな、腕白少年たち。牛を牛魔王に見立てて、戦いを挑んでいる。牛飼いのおじさんに、こっぴどく叱られけど全然めげない。そして、最後はひったくりを、ヒーローになって、とっ捕まえ、学校で褒められ、本当のヒーローになると言うお話。子どもなら、誰もが一度はするヒーローごっこ。マンガの中の子どもたちと、現実の子どもたちとの共通性・共感性がこのマンガの面白さだと思いました。ストーリーも分かりやすく、絵や構図もしっかりとしていて、満点です。楽しかった!(山田ゴロ)
          受賞おめでとうございます。最後までとっても楽しくワクワクしながら読むことが出来ました。どこか懐かしい風景の中、愛すべきキャラクターたちが楽しく伸び伸びと活躍する物語。さわやかな雰囲気でとても好感度が高く、味わい深い絵柄、生き生きとした表情、躍動感のある動き、デフォルメの効いた構図など表現力も今回の作品の中でも非常に優れていました。街の風景なども上手く見入ってしまいました。とても元気のでる作品でした。いくつかの日本の漫画の影響も見られましたが、今後も一層頑張って漫画を描き続けていただきたい。また他の作品も見てみたいです。ホントにおめでとうございます!(ComicWalker編集部)

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